説明

「トマーティンディケイズ2」のご紹介です。

トマーティンディケイズ2概要

トマーティンディケイズ2は、トマーティン蒸留所の過去50年間の主要な年から選ばれた21種類もの樽をヴァッティングさせた並外れたスコッチウイスキーです。

過去50年からバーボン樽、シェリー樽、リチャーされたフレンチオーク樽のモルトを融合させ、豊かで複雑な味わいを産み出します。先代のトマーティンチームが熟成させてきたウイスキーと、今日のトマーティンチームが熟成させてきたウイスキーを融合させ、それぞれのカスクが次のカスクを引き立てるように調和させます。これは先代と今日のトマーティンチーム両方の力を証明するもので、何世代にもわたってすぐれたスコッチを守ってきたその経験が「ディケイズ2」に表れています。

トマーティンディケイズ2はアルコール度数46%で、3,600本の限定生産となっています。

使用されているウイスキー

■1970年代
カスク：リフィルバーボンホグスヘッド
蒸溜日：1973年2月23日、1975年7月10日、1977年9月23日

1970年代のトマーティンは、その深みと複雑さから非常に高い評価を受けています。リフィル・ホグスヘッドで熟成されたこのモルトは、オークの影響をほとんど受けていないため、樽の中の空気と液体が相互に影響し合い、様々なトロピカルフルーツの風味を醸し出しています。

■1980年代
カスク：ファーストフィルオロロソシェリーフィニッシュ
蒸留日：1988年12月2日

1980年代のトマーティンは、甘くてフレッシュ。このモルトは、ファーストフィルのオロロソシェリーバットで3年以上熟成されており、熟成したコニャックを思わせるウイスキーに仕上がっています。熟成した革、磨かれたオーク、ダークローストコーヒーの色調に加え、ストーンフルーツ、ダークチョコレート、タンニンの風味が豊かさを加えています。

■1990年代
カスク：ファーストフィルバーボン
蒸留日：1995年4月10日

ファーストフィルバーボンを使用することで、ゴールデンシロップ、焼きたてのペストリー、ほのかなスパイス、そして温かみのある層を特徴とするモルトが生まれた。1990年代のトマーティンは大胆で、全体的なフィニッシュに長い余韻を与えています。

■2000年代
カスク：リチャードヴェルデホワイン
蒸留日：2000年1月28日、2009年6月5日

2000年以降のトマーティンは、より多くの種類の樽を使用するようになりました。2000年代に使用されたモルトは、フレンチオークの影響を最大限に生かすためにリチャーされたヴェルデホワイン樽で熟成されました。これにより、甘みと若干のスパイシーな香りが加わりました。

■2010年代
カスク：セカンドフィルフレンチオーク
蒸留日：2013年3月14日

セカンドフィル樽で熟成させた若いトマーティンは、蒸溜所の特徴を輝かせます。フレッシュなグリーンフルーツとモルトの特徴が前面に出ており、軽いフレンチオークの影響でほのかなスパイスとトフィーが感じられます。軽いトーンを加えながらも、古い樽とのバランスが保たれている快活なモルトです。