説明
科学の力「アイルサベイ1.2スウィートスモーク」のご紹介です。
アイルサベイ1.2スウィートスモーク概要
ローランド地方のアイルサベイ蒸留所より、「アイルサベイ1.2スウィートスモーク」のリリースです。アイルサベイ蒸留所は比較的新しい蒸留所で、グレーンウイスキーの製造で知られるガーヴァン蒸留所の敷地内に併設されています。
このアイルサベイ1.2スウィートスモークというウイスキーは、科学者、エンジニア、そしてウイスキー製作者がチームを組んで開発されました。科学の力で美味しいウイスキーを作ってやろう、というわけです。
科学の力でやったことは主に2つ。マイクロマチュレーションと味の数値化です。
■マイクロマチュレーション
小さなバーボン樽に詰めて集中的な急速熟成を行った後、アメリカンオークのバージンカスク、ファーストフィルカスク、リフィルカスクに移して数年間熟成させるというマイクロマチュレーションを行った唯一のスコッチウイスキーです。
■味の数値化
ピートと甘さを計測して数値化し、マスターブレンダーの最適なバランスとしています。数値はピートを「PPPM(peat parts per million)」、甘さを「SPPM(sweet parts per million)」として、以下の通り実際にボトルに表記されています。
- PPPM:022 PPPM
- SPPM:019 SPPM
PPPMはフェノール値と呼ばれ、モルトのピート香を計る値として用いられます。通常は麦芽の状態でピートの数値を出します。しかしアイルサベイに関しては熟成後の瓶詰前のウイスキーからフェノール値を算出しており、他のウイスキーのフェノール値と比較することは難しいでしょう。また甘さの指標であるSPPMに関しては、アイルサベイが初の試みのため他との比較はまだできません。
※ただし、アイルサベイファーストリリースは数値化されていますので比較ができます。ファーストリリースは021 PPPM、011 SPPMでした。
軽やかでありながらもピートとバニラの甘さが絶妙なバランスで、フルーツとトフィーの香りが現れます。フィニッシュは、甘いオークと乾燥したピートのバランスが取れています。
アイルサベイは以前にファーストリリースがあり、ファーストリリースとしては評判は兼ね上々である一方、若さが目立つため人により評価はまちまちでもありました。今回のスウィートスモークは以前よりもスモーキーに、そして甘くなっています。名前のまんまです。評価は徐々に高まってきており、イギリスのスピリッツ品評会「インターナショナルスピリッツチャレンジ2020」ではゴールドも獲得しています。
※インターナショナルスピリッツチャレンジでは例えば竹鶴17年ピュアモルトやフロム・ザ・バレルなどもゴールドを獲得していますので、信頼のおける指標になるかと思います。
伝統的にピーテッドウイスキーとは無縁だったローランド地方から、バランスの取れたスモーキーなスコッチウイスキーが出てくるという、新生ローランドの期待と希望を担っているウイスキー、そして蒸留所だと思います。
アイルサベイ1.2スウィートスモークテイスティングノート
■香り
土っぽいスモークに、キャンプファイヤーの残り火、甘いショートブレッド(バタービスケット)、柔らかいアプリコット。
■味
まろやかな甘みがあり、スモークとピートの波が徐々に支配的になる。バニラオーク、トフィー、トーストしたシナモン、柔らかなオレンジの甘さが感じられる。
■余韻
薬効のあるピートにキャラメルとコショウの香りが伴う。
スペック等
商品名:アイルサベイ1.2スウィートスモーク
タイプ:シングルモルトスコッチウイスキー
容量:700ml
アルコール:48.9%
生産地:ローランド
蒸留所:アイルサベイ
ボトラー:アイルサベイ(オフィシャルボトル)
熟成等:-
カスクタイプ:スモールバーボン(25~100 L)、バージン/ファーストフィル/リフィルアメリカンオーク
瓶詰め日:2021年
送料や梱包について
・送料込みでの販売です。
・プチプチ(または類似の緩衝材)を巻いて梱包いたします。
注意事項
・未成年の方は購入できません。
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