説明

「アードベッグスコーチ」一般向けボトルのご紹介です。

アードベッグスコーチ（一般向けボトル）概要

2021年アードベッグデー限定ボトル、「アードベッグスコーチ」一般向けボトルです。アードベッグの限定ボトルには会員用と小売り向けの一般用がありますが、本品は一般向けボトルとなっています。

「スコーチ（scorch）」とは「焦がす」という意味で、文字通り激しく焦がしたスモークの香りが特徴です。その焦がした香りはドラゴンの炎にたとえられ、蒸留所の魔術師（スタッフ）たちは呪文を唱えたり、精霊を呼び出したりして、蒸溜所で最も幻想的なウイスキーの1つを作り上げました（とのこと）。

一般向けボトルの箱にはドラゴンの炎で焼かれる樽がデザインされていて、やはり炎が今回のテーマだと分かります。

今回の樽については、アメリカンオークバーボン樽のヘビーリーチャードカスク（激しく焦がした樽）を使用し、焦がしたオーク、アニス、クローブ、白檀などの香りを与えています。一般向けボトルはアルコール度数は46%でボトリングされています。

ヘビーリーチャードカスクを使ったアードベッグというと、非常に好評だった「アードベッグアリゲーター」がありました。アードベッグスコーチも、かつてのアリゲーターを思い出させるアプローチとなっています。

アードベッグスコーチ一般向けボトルテイスティングノート

■香り
香りを嗅ぐとススとスモークの恐ろしく強烈なアロマが待ち構えていて、アニスの香りとパチョリ（シソ科の植物で、スモーキー、エキゾチック、木、土、墨汁のような香りがする）の香りが、焼き入れされた鋼鉄とサドルソープの強い香りと絡み合う。加水すると、ブライヤーウッド、セージ、パインなどのハーバルなトップノートが前面に現れます。

■味
一口飲めばその味わいの深さに圧倒される、オイリーな口当たりが五感を捉える。甘いスモークと焦がしたオークの香りが口の中に広がり、グリルされた料理に、黒甘草や薬用トローチの香りが織り込まれている。

■余韻
長く勇壮なフィナーレには、ほのかなタールのような余韻が残る。この余韻が最後まで遠く伸びていく。